大分市からUターン、
地域振興協議会で働きながら子育て中

真嶋順子さん(大分県内から移住)プロフィール

年代:40代
住まい:町エリア(城下町地域)
前住地:大分市
臼杵市民歴:臼杵を出る前20年間+臼杵に戻って13年間(2021年現在)



■Uターンのきっかけを教えてください。

いろいろ揃っている都会を魅力に思っていたのもあって、就職をきっかけに隣の大分市に引っ越したのですが、海を身近に感じながら育って海が恋しかったのもあり、臼杵の実家に戻りました。実家に戻ってからも、出産するまでは大分市に通勤していました。

■普段はどのように過ごしていますか?
住んでいるところから車で20分のところにある上浦・深江(うわうら・ふかえ)地区の地域振興協議会(※1)の事務局員として週5日間働いています。
地域振興協議会で行うイベントの準備をしたり、他地区の協議会のイベントを見に行くこともあれば、上浦・深江地区の地域振興協議会として参加して協議会同士の交流もしています。
それから、子どもがいるので学校行事に参加しながら、知り合いのマルシェのお手伝いをすることもあります。
買い物は、必要なものを一度に揃えることができるので、スーパーやホームセンター、本屋が集まっているエリアに車で行って済ませることが多いです。臼杵で手に入らないものがあるときは、大分市のパークプレイスやわさだタウン(※2)、佐伯市のコスモタウン(※3)に行くことが多いですね。

さしう地区振興協議会のイベントに参加(写真:真嶋さん提供)
さしう地区振興協議会のイベントに参加(写真:真嶋さん提供)

市浜地区振興協議会のイベントに参加(写真:真嶋さん提供)
市浜地区振興協議会のイベントに参加(写真:真嶋さん提供)

■どのような経緯で住まいとは別のエリアにある地域振興協議会の事務局員になったのでしょうか。
事務局員になる前は、求人情報で仕事を探してパートタイマーで働いていました。その後、職場で知り合った人の紹介で上浦・深江地区にある磯端会議(※4)で働き始めたのですが、少ししたら、同じ地区の地域振興協議会でパソコンを使える事務員を探しているということで「興味あるかな?」と声をかけていただきました。
小さいときに数年住んでいた地区の活性化のお手伝いができたらと思い、現在の仕事をすることにしました。

海藻の日干し作業(写真:真嶋さん提供)
海藻の日干し作業(写真:真嶋さん提供)


大漁まつりでの地引網の様子(写真:真嶋さん提供)

■Uターンで臼杵に戻って感じたことはありますか?
いろいろなお店が増えて整備されて、でも昔からの景色も変わらず、「情緒がある良い所になったな~」と感じました。

■子育て環境はどうですか?
保育園は、園によって「おけいこ系」「自然遊び系」とプログラムに特徴があるので、自然遊びの多い園を選びました。
仕事を再開するときに、スムーズに入園できたので働きに出やすかったです。子どもの具合が悪くて、でも、どうしても仕事を休めないときには病児保育施設も使わせてもらって助かりました。
それから、周りの方が気にかけてくれて声をかけてくれるので、それをきっかけに顔見知りになることがあって、安心と人の温かさを感じてます。

祇園祭りの港山笠の様子(写真:真嶋さん提供)


小学校のレクリエーションの様子(写真:真嶋さん提供)

■臼杵のおすすめスポットなどありましたら教えてください。
臼杵城跡近くにある、二王座歴史の道や八町大路を歩いてみてほしいです。
それからなんといってもオススメは、新鮮なお魚! 私は、食べ物の美味しさにこだわるほうではないのですが、臼杵を離れたときに味の違いを感じました。
臼杵に来たときには、スーパーのお刺身やお店のお魚料理など、お魚を是非味わってほしいです。


※1…地域振興協議会:旧小学校区ごとに設置している地域のコミュニティ。自治会や子ども会、消防団など地域の方が一緒になって活動する協議会。
※2…わさだタウン:大分市にある大型ショッピングモール。臼杵市から約30分(臼杵市中心地域から高速利用、野津地域から普通道路利用の時間)。
※3…コスモタウン佐伯:佐伯市にある複合商業施設。プレイランドがあるほか、本、洋服、自動車部品などの店舗が敷地内に並んでいる。臼杵市から約30分(臼杵市中心地域から高速利用、野津地域から普通道路利用の時間)。
※4…磯端会議:臼杵市深江にある、 廃校を利用したアワビの養殖場。海産物&加工品も販売。

(取材:2021年2月)

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