私たちのうすき時間

第7回 地域おこし協力隊 一般隊員(田中・増本)Vol.3

●地域担当:田中●

 こんにちは! 協力隊の田中です(*’▽’)
ブログ内で、すでに頻出ワードの「自然」! 臼杵に住むと、本当に自然が身近。
静かな臼杵の夜に響く虫の鳴き声が心地良い~♪ と思ったら……夏の早朝、カラスの大合唱に起こされることも(人生初のカラス目覚まし(笑))。

臼杵に来て5か月、想像以上の自然の豊かさに日々癒され、驚き、臼杵で暮らす面白さを感じています。
もともと、兵庫県宝塚市という場所で生まれ育ち、山が身近にあり、空気が美味しく、夜景がきれいなところが自慢でした。
なので、臼杵に訪れた時、「空気が美味しい!」と感じたことが、私の移住を決めた大きなポイントでもあります♪
好きな自然を身近に感じられる臼杵……地域を回りながら見つけたものを月毎にご紹介します~(‘ω’)ノ

《6月》
妙顕寺(※1)のアジサイ。こんなにもたくさんのアジサイに囲まれたのは初めてでした。

6月は田植えの季節でもあります。地区によりますが、区長さん指導のもと、小学校とこども園が合同で田植えを体験しているところも。

《7月》
上旬は臼杵石仏公園の蓮畑に咲く、蓮の花。

下旬には、市内のいくつかの地域で、区長さんや小学校とこども園が合同で植えた、地区のひまわり畑が満開に。
個人的には、満開のひまわり畑がすぐ近くで見られることにかなり衝撃を受けました!
ひまわりが好きで、今までは季節になると、大阪梅田のオフィス街に作られたガーデンや、大阪の万博公園などに見に行っていたことを思い出しました。普通は入場料がかかりますよね。それを市役所から車でたった10分程度走っただけで、畑2面分の満開のひまわりを独り占めできたことは、「贅沢やな~」としみじみ感じました(*´ω`)
夏から秋にかけて市内を巡っていると、通りすがりにひまわり畑や案内看板を見ることができます(※2)。
 

《8月》
夏といえば海。臼杵は海が身近です。そして水がキレイ。
8月に黒島(※3)へ行く機会があり、ボートに乗せて頂いたり、きれいな海を見ながらかき氷を食べたり……と夏を感じました。
こんなに海を身近に感じる生活は初めてで、自宅は海も城下町も散歩コースになるような場所にあるのですが、時々家まで漂ってくる海の匂いが、実は、何だかまだ新鮮(´艸`*)

《9月》
王の字火祭り。臼杵市望月地区(※4)に300年近く続く、火伏祈願の行事。
毎年八朔(旧暦八月一日)から3日間行われます。王の字型に掘られた51個の穴に麦わらを積み、夜20時に一斉に点火。10分以内に火は消えてしまうという一瞬の出来事ですが、臼杵の少し涼しくなってきた静かな夜に、炎が燃え盛る光景は見応えがあり、圧巻でした。

と……私の感じた身近な自然や関連する行事を、ざっと9月までご紹介(‘ω’)ノ
私はまだ、イノシシには出会っていません(笑)
これから先も、まだまだ未知との遭遇が待ち受けてそうです。

※1…妙顕寺:「あじさい寺」とも呼ばれる、上臼杵駅周辺の福良地区にある法華宗の寺院。
※2…ひまわり畑:夏は臼杵I.C近くの下南地区や、秋には野津の落谷地区や海に近い下ノ江地区でも見られる。
※3…黒島:佐志生地区にある島。1600年オランダ船リーフデ号が到着した。夏は海水浴場として人気。
※4…望月地区:臼杵I.C近くにある地区。

 


 

●移住定住担当:増本●

 こんにちは! 移住定住担当の増本です。
前回のブログで虫について書きましたが、あのあと恐ろしい出来事が。
私は視力が悪く普段はコンタクトレンズをしているのですが、裸眼で視界がぼやける状態で部屋をゴソゴソしているときに、プラスチックの容器を手に取ったら、なんとそこにムカデがいたらしく……。
目がよく見えていない状況だったので、気が付かずに容器と一緒にムカデを掴んでしまいました。
「ギィギョギェェェ※●×△※―――!!!」という悲鳴とも断末魔とも区別のつかない、今まで生きてきて自分でも聞いたことのない叫び声を出しながら、手を振り払うように、その容器を放り投げたのですが、投げたのが軽いものだったからよかったものの、これが刃物だったらと思うととても危ないので、もう少し心を鍛えて取り乱さないようにしなくては……と思いながら(ムカデはどこかに逃げました)数日後、今度は壁に出現!
ジーっとしていたので、前回書いたように頑張って外へ出そうとしましたが、火箸で上手く挟めず棚の奥へ逃げられてしまいました……。ブログの最後に、壁にいたときの写真を貼りますので、どういう状況での出現か、虫が平気な方は見てみてください。
それからは、床に黒い細長いものが視界の隅に入ったのでビクッと身をよけたら、縦に細長く剥いた茄子の皮が落ちていた、というだけだったり……そんな、心穏やかでない日々を過ごしました。

と、虫が苦手な方の恐怖心をあおるようなことを書いてしまいましたが、現在は平屋の一軒家住まいで、以前住んでいたアパートは1Fでも一度もムカデに遭遇しなかったので、立地条件(草木があって湿気が出やすいか)や家の古さ(隙間の多さ)によるところが大きく、臼杵のすべての家でムカデが出ているわけではないのでご安心ください。

 続いて、臼杵の風景を写真と動画でご紹介します。
9月18日(土)は台風一過の週末でした。綺麗な秋晴れのなか、臼杵インターチェンジあたりから海まで一望できる場所に行ってみました。
臼杵には、鎮南山(※1)や大岩(※2)三角台(※3)など、1時間以内で徒歩で登れて町と海が一望できるビュースポットがいくつかあります。その中のひとつ、田中さんの《9月》コーナーでも紹介のある「王の字火祭り」の場所に行きました(この場所は車で行けます)。

 

“うすきの里”と形容したくなるような風景が望めるここからは、「世界一木樽醤油」の木樽(※4)も見えます。この日は空気が澄んでいたので、遠くに四国もよく見えました(^^)

田中さんが書いている「王の字型に掘られた51個の穴に麦わらを積み」の51個の穴の跡はこんな感じです。

火祭りについての看板もありました。

そして9月21日は中秋の名月でしたね。
臼杵では、虫の音が響く中、雲の隙間から綺麗な月を見ることができました。

 

そうそう、臼杵の一部の地区では「名月(めいげつ)」と呼ばれる行事があるんですよ。
中秋の名月の日に子どもたちが、「めいげつ くーれんなー」「芋ならいーらんー」と言いながら地区の家を回ってお菓子を貰うのだそうです。まるでハロウィンのようですね(^^)
「芋ならいーらんー」は、一時期、お菓子がなくて代わりにお芋ばかり配られる時期があったみたいで、そこから付け加えられるようになったとか。
ここ2年はコロナの影響で自粛のようですが、来年は子ども達のかわいい声がうすきの里に響きますように。

名月のお話で終わると思っていた方、まだ終わりませんよ~。
このあと、ムカデの画像があります。
スクロールすると写真がでてくるので、虫が苦手な方はページから離れてくださいね。

※1…鎮南山:臼杵市と津久見市の境界にある標高536mの山。登山口から1時間ほどで登れる。
※2…大岩:海添地区にある、標高233メートルの山。登山口から30分ほどで登れる。春に「大岩絶叫大会」が開かれ、また、山肌を山桜がピンク色に染める。
※3…三角台:臼杵市総合公園のある地区にある標高190.2mの山。登山口から20分ほどで登れる。三等三角点がある。
※4…世界一木樽:昔ながらの木製醸造樽の醤油造りを行うために作られた樽。醸造用の木樽としては世界一の大きさ。作られる醤油は醸造期間が3年間なので、3年に一度味わえる。

 

 

↓こんな具合で家の中の壁や床やお風呂場に出てきます。

 

 

 

 

 

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