私たちのうすき時間

第19回 地域おこし協力隊 地域づくり隊員(松本)Vol.1

「能登震災ボランティア活動報告」

11/2(土)から11/9(土)まで能登半島へ震災ボランティアに参加しました。
臼杵市民の皆さまから沢山の支援金や支援物資を託して頂きました。
お心を寄せて頂いて本当にありがとうございました。

お手伝いした地は、輪島市門前町。
金沢中心地から車で2時間ほど。高齢の方が多く住む集落で海では海苔の養殖・山側はじゃがいも
の産地でしたが、1月の地震で海底が隆起し、9月の水害でじゃがいもは全て流されてしまいました。

集落へ向かう道路はデコボコ道が続き、あちこち修復中で片側通行の連続です。
この集落は地震で崩れた土砂が渓流や砂防ダムに残っていたことで、9月の豪雨で一気に雨水が溢れ
て床上130cmまで浸水してしまいました。

現在の作業は泥出し。
床板を剥がして30cmほど溜まっている泥を掻き出しては川へ運びます。
豪雨から44日経った屋内はカビが発生していました。
家主さん達は先祖代々繋いできたお家を修繕するのか解体するのか選択を迷っていらっしゃる状況
で、ボランティアはなるべく選択肢を増やすように泥をすべて掻き出して消毒して綺麗にした状態
まで状態までもっていく事を目標としています。

12/31まで災害ボランティア活動の高速道路利用は無料のため、仲間と乗り合わせてみなさまから
お預かりした支援物資をパンパンに積めて向かいました。
臼杵から休憩なしで13時間。片道約850kmです。

今回私が拘ったのは「食」です。
臼杵の新鮮な野菜や魚を沢山支援頂いてそれを仮設住宅を周りお1人ずつお渡ししたり、集会所で
ランチ会を開くことができました。
支援物資はカップ麺や非常食が多くて、新鮮な旬の食べ物に皆さんおかわりコールが鳴り止まず、
大好評でした。

各地からボランティアが来ていて、毎週末熊本から学生達も参加しているそうです。
11/4現在の気温は最高14度・最低7度。北風が強く体感温度はかなり低く感じました。
12月からは雪に覆われるそうで、そうなると作業は春まで中断されるようです。

メディアの報道は少なくなっていますがまだまだ進んでいない復興。
その地へ関心を持ち続けることが大切だと感じています。
臼杵の各地で報告会を開催しています。ご興味があればぜひご参加ください。

臼杵市地域おこし協力隊 松本 智景

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